
わたし達が学生時代に、当たり前のように使っていた、跳び箱や平均台、ロイター版、体操マットなどは、主に国産メーカーが製造、販売していました。中でも1951年に設立されたトーエイライト株式会社は、多くの学校や公共施設に搬入される質の高い体育器具などを、製造、販売していました。トーエイライトは、なぜここまで多くの体育器具などを製造、販売し続けることができるのでしょうか。
■トーエイライト株式会社が生まれた日
トーエイライトは、1951年の6月6日に設立された会社です。2009年には、新設棟が、草加市から草加市まちなみ景観賞を受賞した企業です。現在のトーエイライトの代表を務めているのが代表取締役社長の大江英樹さんです。大江英樹さんは、前代表の大江俊英代表取締役社長が、2012年の9月に会長になったことを受け、当時の専務取締役だった大江英樹さんが、代表取締役社長に就任しました。
トーエイライトの歴史は、戦前まで遡ります。最初にトーエイライトの礎を築いたのは、斉藤繁信さんです。斉藤繁信さんは、1937年の3月に、個人で金属運動具の製造や販売を開始します。これが、現在のトーエイライトのスタートになります。その後、戦争の悪化によって軍需省指定工場になってしまったため、金属運動具の製造をストップしていましたが、1946年の4月から、終戦をきっかけに、再び金属運動具の製造と販売を再開します。1951年にトーエイライトの前身となる有限会社藤栄運動具製作所を設立し、斎藤繁信さんが代表取締役に就任します。そして、1960年に、新たに工事部を設置し、現在でも主流となっている体育器具の製造、そしてゴルフ場や遊園地などで使われている色々な設置型の器具を製造し始めます。
■現在のトーエイライト株式会社の状況
戦前から行われてきた金属運動器具の製造などを通じて、豊かな社会づくりに貢献するを理念に、日本のスポーツシーンの発展を、陰ながら支えて続けています。昔から使われ続けているアイテムだけでなく、その時代に合った製品を積極的に開発しています。そのため、2021年現在では、2,000アイテムを超す製品がラインナップされています。
2007年には、人々が健康の輝きと喜びを分かち合う場をプロデュースという目的で立ち上げられた、XYSTUS(ジスタス)がスタートし、より多くの方から愛される会社となっています。
■トーエイライト株式会社のアクセス情報
トーエイライトは、埼玉県の草加市瀬崎に本社を構える企業です。最寄り駅は、東武スカイツリーラインの谷塚駅になります。谷塚駅の東口から徒歩で11分、距離にして約800mのところにあります。来客用の専用駐車場はありませんが、事前に連絡をすると、駐車場を用意してもらうことができます。ただし、駐車できる台数に限りがありますので、早めに連絡をし、確保するようにしましょう。
トーエイライトの営業時間は、午前9時から午後5時までとなっています。定休日は、土曜日、日曜日、そして祝日です。年末やゴールデンウィーク、お盆などの時期には長期休みがありますので、足を運ぶ前には、公式のホームページにある営業カレンダーをチェックし、営業日に足を運ぶようにしましょう。